今年1月から今までに見たアニメ(途中までしか見てないのも含む)を、新旧関係なく視聴順にリストアップすると、こんな感じ。
- ましろのおと
- 鬼滅の刃 柱稽古編
- ゴールデンカムイ
- おそ松さん(1~3期をランダムで)
- 葬送のフリーレン
- 昭和元禄落語心中
と言っても、全部見たのは「ましろ」「鬼滅」「フリーレン」だけなんですけども。
どれも面白いのですが、その中でも個人的にお気に入りの2作品をご紹介…というか、忘備録的に書いておこうと思います。
①「ましろのおと」:津軽三味線青春ストーリー
「ましろのおと」は、漫画での連載が2010~2022年、その初期のストーリがアニメ化されたのが2021年でした。私が作品の存在自体を知ったのは今年のことで、「三味線の漫画ってありそうだな」と検索したことで発見しました。笑
そして、ずっと気になっていた津軽三味線を「やっぱり自分でもやりたい!やる!」と思えたきっかけは、このアニメであるとも言えます。
主人公は高校生の男の子・雪(せつ)、天才三味線奏者である松五郎の孫、そして本人も才能あふれる兄弟の次男坊。
この雪が、同じ年ごろの子たちや、同じように三味線や民謡を愛する大人たちと出会ってもまれて、成長していく様は、心打たれるものがあります。あと登場人物にイケメン多し。笑 女性たちも芯があってかっこいい人たちばかり。
「ましろのおと」はサウンドトラックCDがあって、聴くと「ああ~このシーンのあの子たちの演奏って、こんな音なんだ!」と、胸が熱くなりました。音楽好きの方にはとてもオススメのアニメ(コミックも!)です。
②「葬送のフリーレン」:大人こそ楽しみたい魔法ファンタジー
こちらは昨年アニメ化されて今年3月までテレビ放映されてたので、ご存じの方も多いと思います。
私自身は、「うーん魔法ものか、子供っぽそう」みたいな偏見で最初まったく見てなかったのですが、夫が「淡々と進んでいく感じがアニメにしては珍しい、面白い」と言っていたので気になって、見てみたらハマりました。
まず、作画の美しさがたまらんのです。色使い、街並みや自然の描き方…ジブリですか?っていうくらいにひたすらキレイ。色彩のチョイスも、女性ウケを狙って描いているのか?という感じで、もう好感しかない!
そして、魔法ものというものの、小難しい名前の技を繰り出し合うバトルシーンは少なくて、あるにはあるけどホントに淡々と進むのです。主人公のフリーレンとその弟子・フェルンは、見た目が可愛らしく大人しいのですが、とにかく強いので、あまりハラハラすることもなく落ち着いて見ていられます。
物語の中心は、こうしたバトルではなく、あくまでフリーレンが旅で人々と出会う中で、かつての大事な仲間たちのことを思い出し、より深く人間を知っていくという話で、終始温かな空気感を味わえます。
フリーレンは、見た目は少女のままですが、さすが1000年以上生きているだけあって、落ち着いていて達観しています。かつての英雄の一人ですが、そのことを人に誇ることもなく、ただ静かに、好きな魔法のことを考えています。
何というか、自分もこういう存在でありたいなぁ、と思わせてくれます。
あとは、フリーレンのことを大好きだってであろう勇者ヒンメルのことを、フリーレンが回想するシーンは、いちいち心に染みます。くぅぅ。
ましろは青春ものだけど、フリーレンや落語心中は、わりと大人向けな感じで40代が見るものとしてもとてもよい(鬼滅も呪術も楽しく見るけどさ)。こういう作品、他に何かいいのないかしら。